楽園パラオで一カ月暮らしてみた 水中ポートレートAQUAROSAアクアローザ(R)

2019年02月03日

水中ポートレートAQUAROSAアクアローザ(R) 水中で人物の撮影・販売をする女性フォトグラファーです。


2018年12月から2019年1月にかけての1ヶ月間、ミクロネシアのパラオ共和国で過ごしました。年末年始は毎年日本からJALの直行便が飛び、日本人のお客様が沢山パラオにいらっしゃるので、そのツアーガイドとして海や山にお客様をご案内しました。旅行者としては何度も遊びに行っていましたが、今回現地企業に属することで見えた今のパラオをお伝えします。

どこまでも続く絶景ロングビーチ

 

パラオは本当は「パラオ」ではなく、「パラウ」と発音します。パラオ語でパラオ共和国はBelau(ベラウ)と言い、「神話、伝説」という意味です。国名だけではなく実際のパラオも、神話のようにファンタジックで、素晴らしい景色の広がる夢の国です。他の南国と違うところは、全体にふんわりとして霞がかった、浮世離れしたイメージです。白っぽいエメラルドグリーンの海の色、その上に虹がかかっている、まさに神話の世界が広がっています。

 

目次
1.自然とローカルルール
2.仕事
3.パラオで働く人たち
4.食べ物
5.景気

 

1.自然とローカルルール

素潜りで大物にあえる穴場のbuoy6

 

世界遺産に認定された自然は言うまでもなく素晴らしく、政府の自然保護活動も厳格です。レンジャーと呼ばれる海の警察が見回りをし、取り締まりをしています。海のツアーでは、乗船者の情報を詳しく記した名簿をガイドが必ず携帯するのですが、もしうっかり空欄があり、それが見つかれば罰金数百ドル、ボートのスピード違反で逮捕、保護区での漁も逮捕になります。

釣りをして逮捕もあり

 

パラオの海の殆どが保護区となっており、そうでないところの線引きも微妙です。外国人のわたしはスピアガンを持って陸にいるだけで注意されました。海に出るには目的別に各種パーミット(税金)を50~100ドルで買います。意外だったのは、時期によってはグリーンタートルという種類のカメを獲っても良いことで、ダウンタウンの「矢野ローカルフードマーケット」でも売っていました。パラオ元来の食文化だから許されるんだと思います。

白泥パックで人気のミルキーウェイ

 

2.仕事
パラオの産業は主に観光業です。製造業・農業はほぼなしです。労働者として働いている人のほとんどはフィリピン人です。パラオの人口2万人のうち、その半数はフィリピン人だと言われています。ですので、街中をぱっと見ても、意外とパラオ人を見かけないです。公園や港のいわゆる溜まり場でチルアウトしている人達、ローカルスーパーの店員、公務員はパラオ人です。真っ黒に日焼けして規格外に大柄の方が多いです笑

大柄なパラオ人が乗って壊れないか心配

 

就労VISAの期間は1年または2年です。外国人がパラオ国内で企業を通じて就労VISAを取得すると、以後5年は他の企業に移籍出来ないそうです(噂では)。同僚のフィリピン人も「給料安いから転職したいけど5年我慢しないと~」とぼやいていました。

パラオには長く居たいけど問題が

 

周りの日本人は、ほぼ1年契約で延長せず帰国していました。一年未満で帰ってしまう人もいれば、まれに2年続いた人もいます。最低限の生活は出来るけど、日本の年金・保険をはらって赤字にならないかというと微妙、医療環境も良くないので、長期に渡り居ることが出来るのは経営者側のようでした。わたしは就労ビザを取得せずに、研修生という立ち位置で現地企業で働いていたので、現金を受け取ると違法になり、住まいと食事を提供してもらいました。

ワンちゃんとデスクワーク

 

3.パラオで働く人たち

英語とタガログ語と日本語で意思疎通

 

同僚のフィリピン人のベテランガイドは月給340ドル、タバコが1箱7ドルなので一日一箱買ったら給料の半分以上がタバコ代です。それでも自国の給料よりはマシだから出稼ぎに来ているのですが、帰りの航空券を買うお金がなく、何年も帰らずにずっと働き続けている人もいました。だから普段は本当に節約生活で、基本的に外食はしない、買い物もしない、具合が悪くても病院に行かない、休みの日も出かけないで寮にいます。

給料と反して物価が高い

 

既婚者も長期に渡り出稼ぎで何年も国に帰らないし、一体どうなっているんだろう?と思ったら、フィリピン人は敬虔なカトリックで離婚が出来ず、するとしても裁判を起こして多額のお金がかかるんだそうです。だから出稼ぎ先の土地土地で、その時のパートナーを作るようでした。パートナーの話になると、「うーん、ここでは居ないよ~」「〇〇は奥さんはたくさんいるよ~」という会話になります。

昼休みに他愛のないおしゃべり

 

一方、パラオ人は誇り高く、仕事もその日の気分次第なので、敬意を払うポーズで接しないと仕事が進みません。ボートオペレーターなどの技術職は地元のパラオ人が多いです。また、パラオでガイドになるにはコロール州の「ガイドサーティフィケーション」という国家試験にパスすることが必須です。試験のための教科書が昔のタウンページ位の量あり、ともかく覚えることが多く、英語も難しいので、日本人にとっては大学入試を彷彿とさせる内容です。

外国人同士は寮で共同生活

 

 

4.食べ物

 フィリピン人シェフによるパーティー料理

 

サンゴ礁と赤土なので作物はあまり育たず、特別なファームで育てられた貴重な野菜・果物は、契約レストランやホテルに卸されるので、スーパーに並ぶことはあまりありません。
個人宅の軒先にバナナ、裏庭にタロイモ畑の風景はよく見ますが、スーパーにに出回るものは少数です。島で一番大きなスーパーだと、地元野菜の空芯菜、オクラ、バナナ、冬瓜、バナナ、パパイアが少し転がっています。

貴重なスイカとバジルが嬉しい

 

食品のほとんどは輸入品で、肉は冷凍、魚も冷凍です。海は保護区が多いので、フレッシュな魚は意外と手に入りくいです。パラオは輸送費がかかるので全般的に物価が高く、レストランの価格は東京と同等かそれ以上です。滞在中の一番のストレスは野菜・果物がほとんど食べられないことでした。寮で出る食事で一番おいしかったのはバナナと豚肉、青梗菜のスープです。

慣れるとおいしいバナナのスープ

マングローブガニは高価なご馳走

 

 

5.景気
2018年、デルタ航空が日本からの直行便を廃止し、現在は各地からの経由便になっており、日本人のマーケットは縮小しました。中国と国交が無くなったことを理由に中国人も激減、街で中国人の姿を見かけませんでした。
2019年夏にスカイマークエアラインが日本から直行便を就航する噂なので期待します。

一年中繁忙期ならいいなあ。(夢)

 

以上が私が一カ月間で見聞きした最近のパラオです。これは私個人が感じた事であり、他の在住者の視点では違う意見もあるかもしれません、念のために記します。受け入れて頂いたオーナー様、住まい・食事・仕事を共にしてくれた優しい同僚たちに感謝します。またいつでも、何度でも行きたい神話の国パラオ、全てを差し引いても大好きだと言える国です。

 

 

2019年は時期により活動場所を変える予定です。今どこに居るかはインスタでご確認いただけますか。よろしくお願い致します。

自己紹介
もっと自由に感じるままに【AQUAROSA】

2018ド年5月ドイツ公共放送ADR(日本のNHKのような放送局)のプライムタイムのニュース番組WELTSPIEGELで水中ポートレートAQUAROSAが紹介されました。

Unterwasserfotografin in Japan

Kyoko Sampei aus Yokohama ist Unterwasserfotografin. In ihren Bildern erschafft die Künstlerin fantastische Welten.

Weltspiegelさんの投稿 2018年4月19日木曜日

2018年2月号雑誌「Tokyo Weekender」で特集されました。デジタル版はこちら

水中撮影の様子が、2017年9月8日朝日新聞夕刊一面にカラーで掲載されました。デジタル版はこちらです↓

水中ポートレート撮影メイキング

 

ギャラリー Works About AQUAROSA Store 撮影 ブログ Blog 購入

最近の記事

年月別アーカイブ

ギャラリー Works About AQUAROSA Store 撮影 ブログ Blog 購入

ページトップへ